どうも、べーこんです。
カレーが大好きな私、スパイスから作ることも多々あるのですが、なんだかんだルーを使って作る欧風カレーが一番好みだったりします。
市販のルーも様々ありますが、スーパーに並んでいる商品はどれも似たり寄ったりで、価格以外の差がいまいち感じられません。
唯一「この味が好き!」といった理由で選ぶのが「ジャワカレー」ですね。
辛口かつ香り高い欧風カレーが好きなので、ジャワカレーの中辛や辛口は結構ドンピシャなのです。
しかしながら、今回過去の家カレー体験を凌駕するとんでもない市販のカレールーを発見してしまいました。
それが、
ハイグレード21 カレールウ(テーオー食品)
です。
これを使えば、店の味を超える辛口欧風カレーが家庭で簡単に作れてしまうのです。
しかも、香り、味、辛さ、全てが代替不能なレベルの個性を備えており、初めてハイグレード21を使ったカレーを食べた時の衝撃は忘れられません。
ただし、このカレーはプロも使用するいわゆる業務用なので、調理方法や適切な分量がいまいち分かりにくいのがウィークポイントです。
ということで、今回はこのカレーのポテンシャルを最大限家庭で活かすためのレシピをご紹介します。
通販でないと手に入りにくい商品ですが、家カレーの印象がマジで変わるので是非一度お試しください。
ハイグレード21 カレールウ
初めてアマゾンで買ったカレールーです。
業務用なので1kgのパック、価格は2,000円少々です。
ちなみにバーモントカレーが230gで200円強なので、ハイグレード21は決して安いわけではありません。
※試した結果、少量でも十分個性が出ることがわかったので、他のリーズナブルなルーとブレンドするといいかもしれません。
無垢で非装飾、クラシックなデザインはかなり好みです。
調理例はサラッと掲載されております。
50皿分のレシピです。
原材料にはよく見る顔もあれば、トマトペーストやココナッツミルクパウダーなど珍しい面々も。
ルー自体は潤いのある粉状です。
ゴロゴロと塊の部分があるほか、色が濃いのも特徴です。
作り方
ハイグレード21を使ったカレー 材料
- ハイグレード21 140g
- 水 1000ml(お好みで調整してください)
- 鳥もも肉 1枚
- 玉ねぎ 小〜中玉 3個
- 人参 2本
- ニンニク 2片
- 砂糖 大さじ1
- 塩胡椒 適量
- サラダ油 適量
基本レシピが袋に掲載されておりますので、こちらをベースとして作っていきます。
普段はソースやケチャップなど結構な調味料を使うことが多いのですが、今回はルーの力を確かめるべく超シンプルな材料で作っていきます。
玉ねぎとにんじん、ニンニクの皮やヘタを水でグツグツ煮てベジブロスを作ります。
やや面倒ですが、これを使うだけで野菜の旨味を最大限に活かすことができます。
玉ねぎは薄くスライス、にんじんは大きめの乱切り、ニンニクは大きめのみじん切りです。
鍋にサラダ油を引いてから玉ねぎを炒めていきます。
塩胡椒を軽く振りかけておくと水分が出て早く火が通ります。
この段階では完全に狐色にしなくても大丈夫ですが、多少焦げるくらいには炒めた方がコクが出て美味しくなります。
にんじんとニンニクを投入して玉ねぎがより色づくまでさらに炒めます。
私は鉄鍋をつかっているのでそれなりに焦げ付きますが、これはスープを加えれば剥がれますし、さらなる旨味の元にもなるので気にせず火を通していきます。
一方その横では褐色のベジブロスができています。
皮などが入らないようにスープのみを加えます。
柳宗理の片手鍋便利過ぎ!
鶏肉は大きめの一口サイズに切り分けて塩胡椒を軽く揉み込みます。
切り分けた鶏肉を別のフライパンでガンガン焼き付けて鍋に加えていきます。
「適度な焦げは旨味」
これを意識するだけで味が変わってきます。
旨味を使い切るため、肉を焼いたあとのフライパンに水を加えて煮詰め、これも鍋に加えます。
その頃、横では早くも玄米がゴールイン。
食材を全て投入し終わったらにんじんに火が通るまで煮込みます。
カレールーを入れる前ですが、スープが乳化しており、すでにかなり美味しそうな香りがします。
ここでついに本日の主役の登場です!
今回は参考までにハウスこくまろカレー1箱分、140gを使います。
ウェットな粉状のルーなので、ところどころ塊になっている部分があります。
崩しながら入れましょう。
いつも通り火を止めてからルーを加えて混ぜていきましたが、このように溶け切るまで時間がかかったり、溶け残りが発生したりしました。
ハイグレード21は溶けにくい気がするので、より美味しく作るためのワンポイントアドバイスを。
- 必ず火を止めてからルーを加える
- コンロから鍋を外して温度を70度くらい(イメージでOK)まで下げる
- 塊になっているルーは崩して投入する
温度が高い状態ではなかなか溶けなかったので、粗熱を下げた状態でルーを入れるのが一番のポイントです。
ルーがうまく溶けていくと綺麗な艶とテリが出てきます。
このルーは想像以上に辛い(ジャワカレーの辛口以上?)ので、角を取りコクを足すために砂糖をお好みで加えて完成です。
爽やかな香り、キレのある辛さ、個性の苦味、至高のカレールウ
ハイグレード21を使用したカレーが完成しました。
冒頭に挙げた通り、店の味を超える辛口欧風カレーです。
美味しさのポイントに関しては、具体的には下記の要素になります。
- クミンやコリアンダーなどの際立つ爽やかな香り
- 他に類を見ないほどに強い苦味
- チーズやココナツ由来の欧風カレー特有のコク
- 瞬間最高風速としては最高クラスの辛味
- ↑かつ後に残らないキレのある辛味
以上です。
今回はあえて長々と解説はしません。
あとは是非皆さま自身で味わっていただき、市販カレールウの概念をぶち壊してください。