記憶力の低下に悩む若者が急増中!?スマホの使い過ぎによって起こる脳過労とカイゼン方法

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物忘れが多くなった。単純ミスが増えた。

このようなシンプルだけど、深刻な悩みを持つ方々は、世の中には多くいるかと思います。

記憶力の低下に悩むボリューム層として、よく言われるのは中高年の方々ですが、近年物忘れに悩む若者が急増しているようです。


べーこん
べーこん

現在27歳の私も大学生の頃に比べて、明らかに記憶力が落ちたと実感しています…



周りの人にはなかなか言い出しにくいのですが、私べーこんも勉強したことがすんなり覚えられないという自体に陥っています。

会社の人事考課に提出する資格欄の中身を増やそうと今更取り組んでいるTOEIC勉強において、
英単語や熟語が覚えられない。

登場人物の名前が覚えられず何度も読み返してしまう。

数年前まではサクサク覚えられた情報が何故かすっきりと頭に入らなくなっているのです。


一般的にまだまだ若いと言われる年齢のはずなのに、どうしたものか。

このような症状はレアケースなのか、それともよくある悩みなのか。

不安を抱きながら調べていくと、実はそのような悩みの原因には、スマホが大きく関係しているとの情報に出会いました。

日本人口におけるスマホの普及率は現在100%を大きく超えていると言われています。

人生を便利に、そして豊かにしてくれているはずのスマホがどのように脳の活動に影響しているのかを調べてみました。



人間の記憶力のピークはいつ?

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そもそも人間の記憶力のピークはいつなのでしょうか。

調べていくと、記憶力が最高レベルに達するのは10代後半であるという研究成果が見つかりました。

ハーツホーン氏は、加齢とともに知能がどのように変化するかを調査し、一般的に情報処理能力や記憶力は、10代後半にピークを迎えることを発見した。

出典:集中力は43歳! 人間の脳のピーク年齢は、能力ごとに違っていた


さらに、顔面認識力は22歳、集中力は43歳、というように、人間の能力は種類ごとにピークが異なっているというのです。

これを知ると学生の頃に比べて〇〇が出来なくなったなぁ…なんて単純に悩む必要はないかもしれませんね。

とはいえ、単純に20代の人間が記憶力の低下を年齢のせいにはしたくありません。

もう少しあがいてみましょう。

記憶力の低下はスマホの使い過ぎが原因!?

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「記憶力 低下 原因」

「記憶力 低下 若者」

このように検索し上位表示されたNHKの記事が思わず目に留まりました。

結論からすると、現代社会に溢れる膨大な情報量に対して、人間の脳の処理がオーバーフローを起こしているというのです。


生活に欠かせないスマホが脳科学の世界で物議を醸している。スマホに依存すると30~50代の働き盛りでも、もの忘れが激しくなり判断力や意欲も低下するというのだ。患者の脳では前頭葉の血流が減少。スマホから文字や映像などの膨大な情報が絶えず流入し続け、情報処理が追いつかなくなると見られている。「スマホによる脳過労」「オーバーフロー脳」などと呼ぶ脳神経外科医も現れ、脳の異常は一時的なのか、認知症の初期症状なのか、議論が始まっている。また東北大学は、スマホの使用時間が長い子どもの大脳に発達の遅れが見られると発表。一部自治体は子どものスマホ規制に動き出した。

引用元:“スマホ脳過労” 記憶力や意欲が低下!? NHK クローズアップ現代



これは衝撃でした。

まさか生活を豊かにしてくれているスマホが脳の処理能力をかえって低下させているとは…。


オーバーフロー脳が一時的なものなのか、スマホによる過労によるものなのか、認知症の初期症状なのか。

これはまさに私が実感している不安そのものでした。


さらに読み進めていくと、より具体的な仕組みが解説されていました。


実は、脳にはぼんやりするときに活発化する回路があることが分かってきました。これを「デフォルト・モード・ネットワーク」といい、情報を整理する役割を果たしていると考えられています。
脳の情報処理には、3つの段階があります。情報を入れる「インプット」。次にデフォルト・モード・ネットワークによる「整理」。そして、話すなどの「アウトプット」。しかし、ぼんやりすべき時にスマホを使いすぎると、この「情報の整理」が行われないため、脳がまるで、ごみ屋敷に。

引用元:“スマホ脳過労” 記憶力や意欲が低下!? NHK クローズアップ現代



脳を活性化させるための回路、デフォルトモードネットワークが機能するタイミングを、いつでもどこでも触れてしまうスマホが阻害しているということです。

スマホが生み出すビジー状態が常態化しているというのは実感している人は多いのではないでしょうか。


寝る前にスマホを触りながらそのまま落ちる。

これが癖になると、まさに脳のゴミ屋敷一直線。

なのかもしれません…。


脳過労をカイゼンさせる方法を考えてみた

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さて、以上のような脳過労状態が続くと、前述したような記憶力の低下のほか、

やる気の低下や感受性の減退など、いわゆる鬱状態に近い症状が現れるとのこと。


まだまだ人生これからなのに鬱ってたまるか!

これらを防ぐためにはスマホやパソコンなどの高密度情報媒体を手放すことが一番でしょう。

とはいえ、スマホを綺麗さっぱり捨て去ることはもちろん困難です。


クローズアップ現代の提示する解決策としては、脳を休ませるために、

「なにもしない時間を1日一定時間つくる」

というものがありました。

これは手軽に実践できて現実的かもしれませんね!


また、このほかにも

「デジタルデトックス 」

というキーワードが登場しています。

こちらに関しては計らずとも私が昨年末に体験しておりましたので、

詳しくは下記の記事をご覧くださいませ。

青森県の「ランプの宿 青荷温泉」というところで真冬のバカンスを楽しんだのですが、

この宿の立地が完全に圏外エリアなのです。

本来ならば完全にデメリットにしかならない点が、ここではデジタルデトックスという発想の転換によりデジタル逃避をしてきた人でほぼ満室でした。


このランプの宿を参考に、各家庭でも、

  • スマホやテレビはもちろん、電気も消してランプタイムを設ける
  • ランプタイムでは目を閉じて直近一週間の振り返りを行う
  • 暖色灯の元で読書にふける


というような、デジタルデトックスの楽しみ方ができると思います。

ちなみに私はよく下記のような動画を流しながら読書を楽しんでおります。



地味ですが、自然の光と音というのはどこか心休まるんですよね。

あとは単純に暖炉の優しい灯りが私は大好きなのでよく流しています。

炎のゆらぎにも癒し効果があると言われていますので、試してみてください。


ちなみに薪の暖炉が好きすぎて、私は動画だけでは飽き足らず、このような電気暖炉を検討するほどです。


電気暖炉は敷居が高いと感じる方も多いと思います。

そんな時は火がなくてもLEDでリアルな灯りを演出してくれるリーズナブルなキャンドルランプもあります。

テーブルに2個くらい置くだけで、手軽に部屋を安らぎの空間に変えられます。



世の中はいまコロナウイルス対応に疲弊しています。

そんな時だからこそ、いまは家でゆっくりとリラックスして、

スマホを一旦手元から離し、体と脳を休ませてみるのもいいかもしれませんね。


それではまた。



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