実はおいしく食べられるのに捨ててしまっている部位ってありませんか?
例えばニンジンの皮やダイコンの葉などは代表格ですが、シンプルに炒めたり、お味噌汁の具に使ったりすれば、場合によっては本体顔負けの素材に化けてくれます。
今回は、暖冬の影響で非常に安くなっているブロッコリーの茎をおいしく料理してみたいと思います。
例年だと1個200円前後するブロッコリーですが、今年は100円で売られていることも多く、最近は我が家のテーブルに頻繁に登場しています。
せっかくいつも以上に注目されているブロッコリーですから、最大限味わうためのレシピを思いつきで考案してみましたので、ぜひ最後までお付き合いくださいませ!
ブロッコリーと牛肉の炒め物 材料
ブロッコリーと牛肉の炒め物 材料(2人分)
- ブロッコリー 1個
- 牛肉 バラ薄切り 250g
- 玉ねぎ 1個
- ニンニク 1個
- 塩 大さじ1
- 黒胡椒 好きなだけ
- 日本酒 大さじ1
材料はブロッコリーと牛肉があればあとはなんでもOKです。
今回の味付けはシンプルに塩胡椒で仕上げていますが、オイスターソースや焼肉のタレなんかでも十分まとまると思います。
ブロッコリーの茎は厚切り!
この記事の主題であるブロッコリーの茎の切り方ですが、写真のように切ってください笑
ブロッコリーの茎は周りの皮は非常に硬いものの、内側の部分はとても柔らかく、炒め物にはうってつけの部位となっております。
ブロッコリーは一見固そうなのですが、フサの部分も茎の内側の部分も実はとても柔らかく、さっと炒めたり茹でたり、レンジでチンしたりすればすぐに食べることができます。
私は基本的に野菜を厚切りや大きめのカットにするのが好きなので、ブロッコリーの茎も例にならって気持ち厚めでいきましょう。
その他の野菜は適当にスライスしてください(雑
炒める順番も味に直結!
同じ食材を使っても、切り方や炒め方で仕上がりに大きな差が出てきます。
世の中には鍋奉行と呼ばれるジョブに就いている方々がいらっしゃいますが、彼らに言わせれば硬いもの、火の通りにくいものから先に入れ、最後までくたくたに煮ていくことは鉄則ですよね?
それは普段の家庭料理からしても同じなのですが、今回はちょっとだけ違う理論からも攻めてみます。
まずはニンニクを半分油で炒め、その中へブロッコリーを全て投入します。
軽く塩胡椒をして強火でささっと焼き目をつけたらすぐに皿へ取ってしまいましょう。
続いて玉ねぎを投入し、ブロッコリーと同じ要領で半透明になる程度に炒めます。
ここでも火加減は常に強火です。
一通り炒まったらブロッコリーを投入して一瞬だけ炒め合わせます。
ガッと投入して、
ささっと合わせます。
いちいち皿に取り分けるのが手間に思えるかもしれませんが、家庭料理において、基本的にどうにもならないのが火の強さです。
家庭のコンロの強火など、業務用のボルカニックファイヤーと比べればお線香のようなものです。
私は普段炒め物において、リバーライトの極という熱が逃げにくい鉄製のフライパンを用いています。
それでも炒め物に関してはもっと高温であって欲しいという思いがどこかに浮かんでいます。
フライパンの熱が最も逃げる瞬間、それは生の食材を投入する瞬間です。
大量の生の食材を同時に炒めていくとフライパンの温度が上がりきることなく、調理が終了することになり、結果的に最大限美味しい仕上がりとはなりません。
よって、私は多少時間があるときは、あえて食材ごとに適切な火加減と炒め時間を用意し、放置時間の余熱も加味した上で完成系まで持っていくという考え方で料理しています。
野菜達に半分くらい熱が入ったらまた取り分けて、続いて牛肉の調理に移っていきます。
薄切り牛肉の火加減もレアを意識!
コンロの安全装置が働く直前くらいまでフライパンを高温に熱したら薄切り肉を焼いていきます。
絶対に気をつけるポイントは、
肉をしっかり広げてから焼くこと!
薄切り肉を中途半端に塊で焼いてしまうとムラができるだけでなく、フライパンの温度を下げる原因にもなります。
薄切りでも表面をさっと焦がすくらいのイメージで両面とも焼いていきます。
肉は焼き過ぎて美味しくなることはまずないので、焼き加減は薄切りでもレアを意識してください。
そのためにも、フライパンの温度はとても大事な要素となるのです。
最後に野菜を戻して日本酒を振りかけ、火力MAXで炒め合わせたら完成です!
仕上げに黒胡椒を好きなだけかけてくださいね!
ブロッコリーの茎はさっくりホクホク
シンプルな炒め物なので、所要時間は10〜15分で出来上がりです!
牛バラ薄切りのコッテリとした脂の旨味がブロッコリーのボリュームにうまくマッチする組み合わせです。
ニンニクの香りと塩胡椒の味付けも飽きのこない王道フレーバーですね。
こんなに分厚く切っていますが、まるでブロッコリーとは思えないような意外性を楽しめます。
サクッとした歯触りの奥に、どこかカブのようなホクホク感を見つけることができます。
肉も野菜もレアで仕上げることで、ビタミンやタンパク質こわすことなく、美味しく食すことができます。
そのためにも、私べーこんは基本的に厚切りを好んでおります。
ブロッコリーの茎は分厚くても熱がほどよく通るので、炒め物にはぴったりですね。
皆さんもぜひ、ブロッコリーの茎をおいしく使ってあげてください!
ではまた!
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