とり野菜みそ鍋のレシピ!オススメ食材は鳥手羽と青ネギ!

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とり野菜みそ4

ーご報告ー

本記事は「看護のお仕事」内のメディア、「ナースときどき女子」にてご紹介頂きました。

記事:グルメなナースに捧ぐ!一度使ったら忘れられないご当地調味料まとめ



どうも、べーこんです。

今週半ばから一気に寒くなり、ここ最近最低気温が氷点下になった大阪からお届けしております。

さて、そんな冬真っ盛りのこの時期に食べたくなるのはやっぱり「鍋」ですよね!


鍋食べたいなぁと考えていた矢先に、妻から、

「”とり野菜みそ”が美味しすぎるらしい」

との情報をいただきました。

”とり野菜みそ”とはなんぞや??

調べてみると、それは石川県が誇るベストセラー商品だということが分かりました。

先日ピックアップさせて頂いたクラモト氷業さんといい、とり野菜みそといい、
石川県とは最近強いご縁を感じます。


というわけで今回は、

とり野菜みその簡単な紹介と、”べーこん流”とり野菜みそ鍋のレシピをつらつらと書いて参ります。


「とり野菜みそ」とは、石川県で圧倒的な人気を誇る調味味噌。

とり野菜みそ2

とり野菜みそとは、石川県で知らない人はいないとされる、地元で大人気の調味味噌のことのようです。



「とり野菜みそ」が生まれた歴史 鍋といえば、まつやの「とり野菜みそ」と必ず名前が挙がるほど、石川県で親しまれている味噌鍋。その歴史は古く、ルーツは、江戸時代にまでさかのぼります。
まつや初代当主の松屋和平は、北前船の廻船問屋を営んでおりました。北前船の航海は長く過酷なものなので、体を壊してしまう船乗りが多かったようです。

── 厳しい航海を無事に乗り切るためには、船上で栄養価の高い食事を摂らせることが必要不可欠 ──

そこで、当主自ら考案し、調合したのが、現在の「とり野菜みそ」の基となった味噌でした。その味噌を使い、魚や野菜を入れて鍋で煮込んだところ、不足しがちな野菜もたっぷり摂れ、栄養のバランスも良いとり野菜みそは、船乗りたちに大変喜ばれたそうです。

商品名の「とり野菜みそ」の「とり」は鶏肉からではなく、野菜や栄養を摂るという意味からきている言葉であるということです。

出典:株式会社まつや公式サイト とり野菜みその歴史 より一部抜粋

こんなレトロでローカルなデザインのパッケージ、ひさしぶりに見ましたよ笑

でも、この外観のまま現代でも売り続けられているというのも人気の裏返しかもしれませんね。


ところで、

石川県の味噌なんて大阪で買えるのか?

なんて疑問を持ちながらべーこん御用達の大型スーパー、ライフ堺筋本町店に立ち寄ったところ、

すんなりと買うことが出来ました!


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ストレートタイプのスープもありましたが、今回は初回ということで、オリジナルを購入です。

ちなみに、次回用としてピリ辛バージョンも一緒に買ってしまいました。



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どんな肉でも野菜でも相性抜群とのことなので、特売品から選りすぐりの品々を一気に選抜し、

会社帰りの混雑タイムを一気に突破。

帰ったら早速調理開始です!



材料

とり野菜みそ4

というわけで、画像はTOPと同じですが、本日はこんなラインナップでお届けします。

材料

  • とり野菜みそ 1袋
  • 水 1,000ml
  • 白菜 1/4個
  • キャベツ 1/2個
  • 青ネギ 1束(今回は細いものを4本ほど)
  • 人参 1個
  • えのき 1個
  • もやし 1個
  • 鳥手羽元 8本


ちなみに前述の引用文にもありましたが、「とり野菜みそ」の”とり”は”摂り”がもとの意味だそうで、
鳥肉推奨ということではなさそう。

とり野菜みその大ファンである漫画家の東村アキコ先生は、豚バラ派のようです!

なんと先生書き下ろしの漫画サイトもありますので、よかったら読んでみて下さい!

リンクはこちらです⇨ 東村アキコのみそ鍋革命


そして今回も使います、べーこん流の鍋のおすすめ食材はなんと言っても鳥手羽元と青ネギ

理由はシンプルに、鍋のスープ、出汁を数段グレードアップしてくれるからです!

下ごしらえの段階で行うオリジナルの一手間もありますので、ぜひお楽しみに。



作り方

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まずは鍋に水を張り、本日の主役とり野菜みそを投入します。

今回のように味噌や、レトルト商品などを使う際に、私は次のように絞り出しています。

我が家の鍋は、リバーライトの炒め鍋とストウブの28cmを愛用しております。



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菜箸で挟んで、にゅ〜っと絞り出していくと…



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余すことなくキレイに使い切ることができます。

ちなみに私は歯磨き粉やシャンプーなどの袋にも菜箸を使っています笑


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あとはこんな感じにざっくりと野菜たちを切っていきます。

ニンジンは厚めにしたほうが甘みが出て美味しいです!

キャベツも固い芯こそ甘みが出るので、これも大きめのザク切りでいきましょう!


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そして鍋のメイン食材の一角を担う鳥手羽元には必ず、このような切れ込みを入れることが重要!

切れ込みは骨まで到達させましょう。

この一手間を加えることで、骨からのダシが出やすくなります。

おまけに手羽の骨からはコラーゲンがたっぷり摂れるのでお肌にもよいのです。

ダシがよく出る骨がついていて、身も多い手羽元は間違いなく鍋との相性抜群!

ちなみに鍋だけじゃなく、カレーやシチューなんかにも私は多用します。


ここまできたらあとは鍋へぶち込んでいくだけですね!



とり野菜みそ鍋のレシピ 仕上げ

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すでに多少熱がはいっていますが、こんな感じで詰め込んでいきます。

ぎゅうぎゅう詰めが美味しい鍋の秘訣。


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蓋をして10分少々経つとこんな感じになります。

私は灰汁は基本的にとりません。

灰汁と一緒に旨味のつまった脂やスープもすくってしまうからです。

あと、灰汁から料理を損なうような風味を感じることは意外と少ない気がします。

例外として、牛肉系やレバーなんかはしっかり取った方がいいかと思います。

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ここでおすすめ素材の青ネギの青い部分が登場です。

青い部分の内側についている白いところが旨味のポイントです。

煮込んでいくとトロッとしてくると共に甘みが滲み出してきます。

余すことなく使い切りましょう。


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ほらほら、美味しそうでしょ??


続いて最後の食材、えのきを加えます。


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このくらいのサイズに手で割いて投入します。

知り合いのプロの料理人に聞いたところ、えのきには「8秒ルール」というものがあるそう。

「8秒」がえのきを一番美味しく味わえる加熱時間とのことでした。

今回は鍋ということで、多少は煮込んでダシも取りたい。

よって食感を残すために大きめに割いて、最後に投入する程度にします。


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はい、こんな感じにえのきの主張が強まったところで完成です!


「とり野菜みそ」は素材の旨味を最大限に引出す最高の味噌だった!

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出来上がったとり野菜みそ鍋を早速食べてみました。

一口食べるとさっそく分かる、味噌の奥行きと素材の旨味の相乗効果!

とり野菜みそだけ舐めてみましたが、正直単体でもしょっぱすぎず、
その上、お米の甘みを感じてとても美味しいんです。

でも、野菜や肉の旨味が合わさることで生まれる、濃くはないのにコクがある滋味深い味。

これこそが本当の「とり野菜みそ」の味なんだと直感的に思いました。

とり野菜みその感想を簡潔に表現すると、

「素材の旨味を最大限に引き立ててくれる味噌」

石川県で長年愛され、いまでは大阪はもちろん全国で買うことができる理由が分かりました。

おそらくただの味噌やその他の調味料ではこの味は簡単には出せないと思います。

それだけ複雑な、そして計算されたような素材とダシと味噌の重なりを感じることが出来ました。


私べーこんは鍋の素や、簡単調味料的な商品を基本的に買うことはないのですが、

このとり野菜みそは常備しておきたいと思いました。

野菜や肉を美味しく”摂る”ことができる「とり野菜みそ」。

新しい味噌の世界を、皆さんも機会があればぜひお試しください。


それではまた!




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