有機ELテレビはここまで安くなった!コスパ最高のLG製をコストコで購入してレビュー!【型番OLED55B9PJA】

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55型の大型有機ELテレビが我が家に届いたのはおよそ1ヶ月前でした。




今まで使用してきたテレビは、パナソニックのビエラ32型液晶で、愛用期間は今年でなんと9年目。

いまだに微塵の不具合もなく全然使えていたのですが、テレワークや在宅勤務が定着しつつあるなかで家での暮らしを見直すいい機会と思い、何の気なしにテレビの買い換えを検討しておりました。

その中で目に止まったのがLGの有機ELテレビ、OLED55B9PJAでした。

検討を重ねた末に購入したそのモデルが届き、約1ヶ月使いましたが、その感想は控えめに言っても、



買い換えて本気でよかったの一言!




今までのテレビ観をくつがえすそのコストパフォーマンスは衝撃的でした。

この記事では、買い換えるまでの背景、LGの有機ELテレビOLED55B9PJAを選んだ理由、実際に1ヶ月使用してみた感想などをつづっていきたいと思います。




テレビの買い換えに当たって検討したこと

私が今回テレビを買い換えるに当たって検討したポイントは、


  1. 4K以上の画質
  2. 40後半以上の型
  3. 10万前後の価格帯
  4. サブスクリプションコンテンツ・YouTubeなどの視聴環境
  5. 価格次第では有機ELも検討
  6. 録画機能や画像処理エンジン、ゲーミング要素はいらない



などの項目です。



私が大学生のころは、液晶テレビが40型を超えてくるとほとんどが10万円を超えているイメージがありました。

もちろん4K画質などではなく、全てフルハイビジョン止まり。


それが今では下記のように、55型以上の4Kチューナー内臓モデルでも10万円を切るような商品がズラリと並んでおります。


当時を考えると信じられないようなデフレーションです。



さらに、ここ数年で一般化した、Amazonプライムビデオ、ネットフリックスなどのサブスクリプションサービスや、YouTubeをテレビで楽しむ文化。

我が家では、大学生の頃からPS3を通してYouTubeを利用し、一年前くらいからはFireTV4Kを使って32型テレビでAmazonプライムビデオの恩恵にどっぷり浸かってきました。




特に旧型テレビやただの液晶モニターをネットテレビに変えてしまうFireTVの利便性は抜群で、これを手に入れた途端に私の動画生活は一気に充実しました。

もはや今は地上波よりもネットTVの方が観ているかもしれませんね…



少し話がそれてしまいましたが、動画のネット視聴環境は今回のテレビ更新において大きな注目点となっていたのです。


これらのポイントをカバーできている製品を探していきました。



有機ELテレビの価格ってこんなに安かった?

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前述のような基準で品定めを進めている中、興味本位で有機ELテレビについて調べ始めました。


有機ELテレビに関する詳しい説明は省きますが、簡単にいうと



「有機EL=液晶のほぼ上位互換」 となります。


液晶パネルは色を出すパーツと光を出すパーツが分かれていますが、有機ELパネルは同一パーツとなっております。

これにより、圧倒的に有機ELパネルの方がディスプレイが薄く、スタイリッシュな造りとなっております。

そして、黒の発色時に有機ELは発光を伴わないため、沈み込むような、まさに漆黒を表現することができます。

これらの感覚はぜひ家電量販店に赴いて実際に確認していただくことをお勧めします。



デメリットとしては長時間使用していると画面の焼き付きが起きる可能性がある点、そして価格が液晶よりも高いという点がありました。

前者はしばらく使ってみないとわからないのでここでは棚上げしますが、後者の価格問題はずっと頭にありました。


数年前までは世界の有機ELパネルの生産はまだまだ少なく、どんなに安くても55型で30万円は超えていたと記憶しております。

ところが、生産の集約が進んだ今、世界のテレビ向け有機ELパネルの大半はLGが生産しており、その他のメーカーはLGからパネルを買い付けたのちに自社でのアレンジを加えて販売しているという状況が出来上がっています。

つまり、自社でパネルを生産できるLGの有機ELテレビが最もコスパがいいというわけです。

その仮説に基づいて色々とコスパの良いモデルを比較していると、やはりありました。

それが、

55型4K有機ELテレビ、OLED55B9PJAだったわけです。



2019年モデルのこのテレビは、私が購入を検討していた当時の最安がコストコの会員価格でした。私はコストコで購入しましたが、こちら有料会員登録する必要があるため、同じラインでは比較できません。

そして、次点で安かったのはAmazon


そのプライス、なんと14万円です。
もちろん送料込みです。
場合によっては液晶よりも安いことも。



4Kチューナー内臓の有機ELテレビがこんな価格で世に出回っているなんて…

他のメーカーは最低でもこれより数万円以上は高く設定されており、やはりLGが最も安かったです。


細かい機能をチェックしたところ、私が求めるポイントを全ておさえておりましたので、勢いも相まって購入に踏み切ったというわけです。



そして、現物が我が家に到着してちょうど1ヶ月程度経過しました。

今回はその使用感などをレビューしていきます。
※ネタバレですが、この商品は有機ELの価格破壊そのものでした。



4K有機ELの鮮麗さと大画面の迫力

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LGのガイダンスが思ったよりも丁寧で、セットアップ終了までスムーズに進みました。

そして起動すると、やはりわかるその4K画質の美しさ

今までの液晶テレビもそれなりの画質で満足していたのですが、格の違いを見せつけられたのは、



純白と黄金が艶やかな、とあるプレミアムなビールのCMで、
思わず「今すぐ●●モル飲みてぇ〜!」という思いに駆られた時です。






それだけ、白い泡のきめ細やかさ、炭酸の弾け具合、小麦の発色が扇情的だったのです。



テレビの画質を文章で伝えるのは難しいのですが、
黒は暗く、その他は明るく発色することで、画像がくっきりと映し出されるというのは、誰でも実感できるはずです。

それだけ、有機ELと液晶の差は歴然としていました。



有機ELに感動したという話はこれくらいにして、次項ではピンポイントにOLED55B9PJAの個人的によかった点・改善して欲しい点を挙げていきます。

OLED55B9PJAの良かった点

マジックリモコンが意外といい

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LGのテレビには、マジックリモコンというアップルのキーボードみたいな名前のリモコンが付属しています。

Amazonプライムビデオやネットフリックスへの直接アクセスができるボタンがついており、これがなかなか便利です。


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また、リモコンを振りながらテレビに向けると、赤いカーソルが画面に表示されます。

これをWiiリモコンのように動かすことで、設定画面などでマウスのごとく直感的に操作することができます。

この点は操作性が賛否あるようですが、個人的には便利で気に入っています。



Alexa対応で「テレビを付けて/消して」ができる

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このテレビにはAmazonAlexaが搭載されています。

人工知能であるAlexaは、エコーなどのAmazonデバイスを用いることで、声操作が可能になります。

私はEchoShow5を持っておりますので、テレビを登録することで、声で電源のON・OFFができる他、ネットTVの起動などができてしまいます。

これは皿洗いなどで両手が塞がっているとき、出かける前忙しいときなどに地味に活躍します。



DOLBY ATOMOS(ドルビーアトモス)の音響が凄まじい

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このテレビにはDOLBY ATOMOS(ドルビーアトモス)という音響機能が搭載されています。

これは、音を立体的に空間へ拡散させることで、まるでその場に入り込んだような没入感を生み出す最新テクノロジーです。

当初はよくわからなかったのですが、実際に機能をONにしてみると、その差は歴然。


内部スピーカーからの音なのに、まるで複数のサブスピーカーからのサウンドに包まれているような感覚です。

しかもウーファーを積んでいるので、音の繊細さに加えて迫力満点の重厚感もあります。

そのうち外部スピーカーを追加しようと思っていましたが、このクオリティなら十二分に満足できる音です。

映像だけじゃなく、音も綺麗で力強いとは嬉しい誤算でした。



AirPlay2対応でMacやiPhoneの外部ディスプレイにもなる!

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AirPlay2に対応しており、AppleのMacやiPhoneなどの画面を投影(ミラーリング)したり、もしくは外部ディスプレイとして拡張したりすることができます。

流石に55型の外部モニターは用途が限られますが、私の場合は、TVアプリの用意がないニコニコ動画の視聴をスマホから行ったり、妻と動画や写真共有をしたりしています。

これは意外と使える機能なので、ぜひお試しを!



画質のコントラストや明るさ調整が容易

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有機ELはパネルが直接発光するため、初期設定では眩しく、そして色が鮮やかすぎる場合があります。

その他、人それぞれに合った好みの色味というものがありますので、画質調整の機能は地味に気をつけたいところです。

OLED55B9PJAは設定画面から調整モードを呼び出すのが簡単かつサクサクなので、個人的には親切で好感がもてました。



極薄のパネルとスマートな台座

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読んで字の如く、超極薄のパネル。

そのパネルの薄さはなんと4mm!

スタイリッシュな造形美はさすがの有機ELと感動しました。


台座もシンプルで個人的に好みです。

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薄いので奥行きを取らず、配置の自由度が上がります。

我が家の場合はダイニングテーブルにも向くように若干斜めにしていますが、壁ギリギリまでパネルを近づけることができます。コード類は裏に隠して置けるのでスッキリ見えるのもいいですね。

ちなみに薄さを生かして壁掛けスタイルも可能です。

OLED55B9PJAの改善して欲しい点

グレアパネルゆえの映り込み

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グレアパネルとは、光沢面を採用しているパネルのことです。

表面がツルツルしているので、光が乱反射しないため、アンチグレア(非光沢)と比べて圧倒的に画質がよく見えます。

一方で反射しやすく発光が少ない場面では写真のように映り込みが発生します。

写真の状況は電源を切っているのでかなり映り込んでいますが、実際に映像を流しているとそこまでは気になりません。

慣れれば問題はなく、むしろ画質の綺麗さに惚れ惚れするくらいですが、気になる方は一定数いるかなと思います。

ただ、有機ELディスプレイはグレアパネルを搭載しているモデルが多いので、これは宿命かもしれません。


スタンドが首振りしてくれれば…

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これは個人的な希望なのですが、前述の通り我が家ではテレビを斜めに配置しておりますが、これは台座がディスプレイに固定されているためです。

手動、もしくは電動で首振りしてくれれば便利だったかなと思います。


番組表の表示が遅い・操作中に画面確認ができない

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番組表が表示されるまでの時間がやや長い気がしました。

リモコンで入力してから表示されるまで3秒程度かかります。

また、縮小画面などで現在のチャンネルが表示されれば確認しながら操作できて使いやすかったかと思いました。全てのテレビで搭載されている機能ではないと思いますが、少なくとも今まで使ってきたパナソニックのビエラではこのシステムがありました。

あとネットTVなどから地上波に戻す際に、チャンネル番号を押しても機能せず、一度ホーム画面に戻る必要があるのは少々面倒に感じました。




結論:コスパ最高の有機ELテレビはLG一択

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以上、私が有機ELテレビに買い換えた背景と、OLED55B9PJAを買った理由および、レビューをお届けいたしました。

良い点と改善して欲しい点をそれぞれ挙げましたが、この品質の有機ELテレビが14万円で手に入るのは本当に信じられないことです。

しかも、セール品などではなく、基本的にAmazonなどで安定した値段として買えます。
もちろん、特売などではもっと安く買えることもあるかもしれません。


ということで、久しぶりにテレビの買い換えを検討されている方は、ぜひ画質で液晶を凌駕する有機ELを候補に加えてみてください。

その際にコスパを重視されるようであればOLED55B9PJAなどの自社でパネルを生産しているLG製から選択するのがいいかと思います。

それではまた!



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