どうも、べーこんです。
当ブログでは以前より、低温調理器をバンバン使って参りました。
低温調理器は、誰でも簡単にプロの火入れを再現できてしまうチートアイテムです。
火加減の調整はプロでも至難の技で、例えば厚みのあるお肉などは、外側が硬く、内側が生焼けといった、状態になりがちです。
そんな課題を一発で解決してくれる最終兵器が我が家にやってきた時から、家での食事が冗談抜きでレストランの味に変わりました。
さて、私が愛用しているのは、サンコーのマスタースロークッカーSという製品です。
マスタースロークッカーSは手頃な価格にも関わらず、機能面も申し分なく、まさにコスパ最高な製品だと今でも満足して使っております。
そんな低温調理器には、草分け的存在のボニークというブランドがございます。
私も低温調理器の購入を検討する際には、当然ボニークも候補にしていたのですが、色々な要素を比較した結果、最終選考で泣く泣く落としたのでした。
その後もずっと使ってみたい衝動には駆られ続けてきたものの、流石に低温調理器2台持ちは難しく、今までズルズルと過ごしてきました。
さて、そのような最中、提携してしているfelmatというASP経由でボニーク2.0とボニークProをレンタルさせていただけることになりました。
せっかくの機会なので、今回は
- 質感
- 使用感
- 機能
- 食味
の4点に大きく分類して、ボニーク2.0・ボニークProの比較レビューを行ってみました。
所々にマスタースロークッカーSと照らした感想も挟んでいきますので、低温調理器の購入を検討している方々の参考になれば幸いです。
比較レビュー
質感
外装は、どちらも高級感のある厚紙製です。
黒がPro、白が2.0となります。
記念すべきオープニングセレモニーです。
この段階で、両者の外観に大きな差が出ていますね。
Proはノーブルシルバー、2.0はミスティホワイトというカラーです。
このほか、両モデルともにブラックトーンのカラーもラインナップされています。
Proはアルミニウム製ということで、明らかな高級感が出ております。
一方で2.0は樹脂製となっております。
Proに比べれば多少の差は感じるものの、スタイリッシュなフォルムは健在です。
見た目としては素材以外の差はありません。
両方とも1.0kgと重さも同じです。
使用感
いよいよ試運転です。
今回はジャパンミートの株主優待で届いた鶏むね肉を使って鶏ハムを作ります。
下準備として、ジップロックに肉とみりんと塩麹を入れて密封しておきます。
レシピは過去記事を参考にしてください。
まずは、温度をセットします。
▲の電源ONボタンを押してから、+ーで0.5度刻みで調整ができます。
マスタースロークッカーSは0.1度刻みでセットできましたが、ここまで厳密に管理する必要はないので、十分でしょう。
その後、時間を合わせたら調理スタートです。
さて、ここで一つ大きなメリットをお伝えします。
低温調理器の機能でよく話題に上がるのが、
「クリップの位置が高すぎて、鍋のふちに届かない」
といった問題です。
この点に関してはボニークも同じく、鍋の高さがおおよそ12cm以上は必要です。
ただし、ボニークは重心のバランスが良いため、なんとクリップなしでも自立するのです。
公式では下記のように記載されていましたが、磁石にくっつかない素材でも一応立たせることができました。(地震などで倒れる可能性はあるので、オススメはしません)
ボトムキャップにマグネットが装着されているので、磁石がつく材質であればホルダー不要で自立し取り扱いがより楽になります。一方、クリップ式のホルダーを装着すれば鍋や大容量コンテナにも簡単に取り付けが出来るので便利です。
BONIQ公式
ジップロックに入れた鶏むね肉、しっかり空気を抜いておくことがムラなく熱を通すポイントです。
クリップで固定して放置するだけです。
なお、我が家の低温調理鍋は、炊飯専用機としても大活躍中のHAL無水鍋です。
Proは最大出力1200Wと、2.0に比べて20%パワーがあるので、確かに熱の上がり方が早かったです。
ただ、家庭用だと一度に大量の食材を調理することもないので、そこまでパワーにこだわることもないかなと思います。
なお、ボニーク2.0でも同じように鶏ムネ肉で鶏ハムを作ってみました。
プラスティック樹脂製の2.0でもProと同様に自立したので、これは大きな魅力ですね。
各所比べながら使ってみましたが、使い勝手においてProと2.0の間にほとんど差は感じられませんでした。
機能面
さて、調理している間に、機能面の比較です。
ボニークPro、2.0、マスタースロークッカーSの差は下記の通りです。
BONIQPro | BONIQ2.0 | マスタースロークッカーS | |
温度調整 | ±0.5℃ | ±0.5℃ | ±0.1℃ |
最大出力 | 1,200W | 1,000W | 850W |
防水 | ○(IPX7) | ○(IPX7) | ×(記載なし) |
操作方法 | タッチパネル | タッチパネル | タッチパネル+ダイヤル |
設置方法 | クランプ・マグネット・自立 | クランプ・マグネット・自立 | クランプ・自立 |
クランプ時の必要鍋高 | 13cm | 13cm | 7cm |
素材 | アルミニウム | プラスティック | プラスティック・ステンレス |
重量 | 1.0kg | 1.0kg | 0.8kg |
電源コード長さ | 1.5m | 1.5m | 1.25m |
サイズ(mm) | 高315・幅53・奥行53 | 高315・幅53・奥行53 | 高320・幅82・奥行90 |
実勢価格 | 29,800円 | 22,000円 | 9,480円 |
赤くマークしたところは個人的にメリットが大きいと感じた部分です。
ボニークシリーズの防水、マグネットによる自立、そしてコンパクトなフォルムはやはり魅力的です。
一方で、マスタースロークッカーSは価格が圧倒的にリーズナブルですね。
食味
さて、いよいよ実食です。
見た目が全く同じで申し訳ないですが、左がボニークPro、右が2.0で調理した鶏ハムです。
真ん中で断ち切ってみました。
こちらProの鶏ハム。
こちら2.0の鶏ハム。
見た目での差がほとんどない両者の仕上がりですが、
結論から申しますと、
食味にも違いは全くありませんでした!!
しっとりと水分を保持したまま熱が入っており、これは紛れもなく低温調理で作った美味しい鶏ハムです。
さすがは安定のボニークですね。
なお、こちらがマスタースロークッカーSで作った鶏ハムです。
見た目も味も、やはり違いはありませんでした。
低温調理器は機能面の差別化が難しいのかもしれないですね。
結論
以上、ボニークPro、ボニーク2.0、そしてマスタースロークッカーSを実際に使った上で比較レビューを行いました。
結論としては、見た目や重さ、使用感などに細かい差はあったものの、
肝心な低温調理の性能面での違いはほとんど感じられませんでした!
ということで、これらの商品を検討する際は、皆さま好きなものを買ってください!
それではごきげんよう!
…というのはあまりにも味気ないので、私なりの選び方を最後にまとめてみました。
購入する際には下記の表(各項目5段階評価)を参考にしていただければと思います。
BONIQPro | BONIQ2.0 | マスタースロークッカーS | |
高級感 | 5 | 4 | 2 |
使い勝手 | 5 | 5 | 4 |
価格 | 1 | 3 | 5 |
総評 | 11 | 12 | 11 |
もし、私が今から購入するならBONIQ2.0選ぶと思います。
コストパフォーマンス的にはマスタースロークッカーSがベストチョイスだと思います。
ただ、防水仕様で丸洗いできる上に、コンパクトでスタイリッシュなフォルムのボニーク2.0もかなり魅力的です。
価格はマスタースロークッカーSの2倍しますが、長く使っていくのであればその価値はあると思いました。
Proのアルミの質感ももちろん捨てがたいのですが、2.0よりもさらに1万円以上高い値をつけられるかは使う人によりそうです。
それぞれ一長一短ある個性的なモデルなので、ご自身にぴったりの商品を見つけてみてください!
なお、低温調理器には今回ご紹介したボニークシリーズや、マスタースロークッカーSなど、色々な製品がすでに販売されています。
ブランド品によく似た偽物も多く存在するので、ご検討の際は間違えて購入しないようご注意ください!
ではでは!